次世代北信がんプロ看護セミナー「がん看護領域における遺伝看護」を開催

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 11月19日、福井大学と北信がんプロは、看護セミナーを開催し、看護学科生、看護師、福祉従事者などWEB参加を含め約160名が参加しました。
 ゲノム医療の発展によって、がん発症と先天性の「遺伝子の変化」の関係性がわかってきており、遺伝子の変化により患者が若くしてがんになるなど、家系内で同じ種類のがんを発症している事例が数多く報告されています。遺伝看護は患者や家族の遺伝的課題を見極め、診断?予防?治療に伴う意思決定支援とQOL向上、ゲノム医療の発展を目指しています。
 
 がん看護領域の最前線で活躍する聖路加国際病院の遺伝看護専門看護師 大川 恵氏が「がん看護領域における遺伝看護」をテーマに講演。「遺伝看護の実践は、がん看護領域で活用されている看護理論と技術は同じ。アセスメントに遺伝の視点を含めることで看護に厚みが出る」と話しました。参加した学生からは「がん医療の現場や患者さんの気持ちを細かく説明して頂き、臨床の場面を想像できた」「がんの遺伝について、さまざまな知見を得ることができた」といった感想が聞かれました。
 本学は、がん治療の研究を進めるとともに、がん患者及びその家族へのケアの充実を図っていきます。

オンラインで講演する遺伝看護専門看護師の大川氏

オンラインで講演する遺伝看護専門看護師の大川氏

セミナーの様子

セミナーの様子

│ 2024年12月4日 │
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