人生の門出を
祝う看板の制作
- 教育学部 学校教育課程3年 山田 菜生さん
- 工学部 応用物理学科3年 大島 美礼さん
- 教育学部 学校教育課程3年 大味 真悠子さん
毎年、福井大学の学位記授与式や入学式の会場で、立て看板と並んで卒業生や入学生が記念撮影しているのを見たことありませんか。美しく、力強く書かれたあの看板。実は書道部の皆さんが制作しているものなのです。
人生の門出を祝う看板制作は「写真や思い出に残るため、重みを感じる」と大味さん。記念撮影を想定し、分かりやすく、かっこいい書体に各自でアレンジを加えているそう。コロナ禍前は、学内の部室等で制作していましたが、今年は部活動が制限されていたため、自宅に持ち帰って揮毫。看板は自分達の身長より高く、自宅の限られたスペースでは文字のバランスをとるのが難しく、写真に撮って何度も確認したそうです。大きな半紙や筆を持ち帰るのも、完成した作品を大学まで持ってきて看板に貼りつけるのも一苦労。
大変な作業ですが、看板と記念撮影している学生を見ると「書いてよかった」「千人近い人に自分達の作品を見てもらう機会は少ないから嬉しい」と笑顔になる三人。書道は、精神が鍛えられ、書いていると気持ちが落ち着くそうで「社会に出ても続け、書道で得た経験を活かしたい」と語ってくれました。