学生を育む
「巣」のような
交流スペースを
- 大学院工学研究科博士前期課程 安全社会基盤工学専攻1年 喜多崎 匠さん
喜多崎さんは、福井大学にずっと残る建物を造りたいとの思いで参加を決意しました。学生同士が自由に活動し、交流の輪を広げられる空間の創出を目的として、学生を対象にデザイン案を募集した大学主催のオープンコンペ。
学生を育む大きな受け皿となるような「巣」を造りたい。交流スペースの整備予定地を見てテーマを決め、盛り込みたい工夫と実現性や維持管理のしやすさを照らし合わせながら提出期限の限界まで案を練り、学生が用途に合わせて活用できる空間を提案しました。最終審査会当日は緊張したそうですが、飲食店の設計をした経験やグループコンペで先輩から学んだ表現力を生かし、建築を学んでいない人にも伝わる言葉でアピールしました。喜多崎さんの作品「巣~CLT屋根による憩い空間の創出~」は最優秀賞に選ばれました。「コンペで受賞するという経験は初めてで、今後の設計に対して自信がついた。後輩や今後入学する学生にはこの空間を目いっぱい使い倒してほしい」と受賞の喜びを語りました。