教育地域科学部の教員を目指す学生が、普段どのように学び、どのような手応えを感じているのか、高校生や一般(現職教員等)の方々と多角的な視点から学びの意義やあり方を見つめ語りあう、教育実践研究公開クロスセッションが、12月12日、13日に文京キャンパスで開催されました。
高大接続の新たなモデルを示す本学独自の取り組みとして、すべての人に開かれた、大学と社会の“新たな結び目”として2013年から実施しています。本学学生と高校生、教員、企業経営者、教育委員など2日間でのべ約600名が参加。5~6名程度のグループに分かれ、これまで取り組んできたことや自分の軌跡を再確認し、今後取り組もうとしていることを話し、展望する機会としました。学生が教育実習や活動をまとめて報告。教員や企業経営者から質問やアドバイスを受け、新たな気付きを得ていました。高校生も大学進学後、教員になるために必要な学びを実感でき、熱のこもった意見交換が行われました。
今年度は、文部科学省で進められている次期学習指導要領の方向性について、学生の視点から考察?展望を示す試みとして1、2年生が中心となったポスターセッションも実施。「アクティブラーニングとは」「子どもとの寄り添い方」「教師へは何を支援する必要があるか」など、チーム毎に設定したテーマについてポスターで説明しました。高校生も、将来学ぶ上で直面する課題ということもあり、真剣なまなざしで大学生の取り組みに聞き入っていました。