本学医学部と仁愛大学人間生活学部は、両大の学生150名が合同で実習を行う地域医療早期体験プログラムを実施しました。
初日の2月6日、仁愛大生が本学を訪問し、人体解剖学の講義を本学の学生とともに受講しました。医学の基礎である人体解剖学は、人体構造を理解し説明できることを目標とし、献体御遺体から人体構造のみでなく医の倫理とプロフェッショナリズムを学ぶものです。
実習は、本学解剖学の飯野哲教授が指導。両大学の学生がグループを作り、真剣な面持ちで参加していました。仁愛大生は「福井大生が熱心に教えてくれた」「初めて人間の臓器に触れ、新たな気持ちになった」「臓器は意外と重く、それぞれに特徴が有ることがわかった」などの感想が聞けました。
飯野教授は「将来、同じ職場で地域医療を担う学生同士が共に学ぶことは、大切なこと。これをきっかけに両大学生の交流を深めてほしい」と話しました。
2月28日は、本学で内分泌?代謝学の講座を受講予定で、栄養と肥満、糖尿病の基本である栄養や健康との関わりや調理?加工方法などについて学びます。また、3月6日、7日は、本学の学生が仁愛大を訪問し、治療食の調理実習を行う予定です。
本学は、今後も医療における多職種連携を取り入れた教育プログラムを行っていきます。
解剖実習の様子
講義する飯野教授