3月5日、福井商工会議所で開かれた「『食と観光』のサミットin福井?食材の王国?福井を発信?」において、工学研究科 末 信一朗准教授の「低塩化へしこ」と教育地域科学部 保科 英人准教授の「外来魚を利用した食品」の2点を出展しました。この展示会は、日本全国から食と観光に関する有力企業が集結し、こだわり商品のPRや展示を通して、新たな連携やビジネスチャンスの機会を設けるものです。
末准教授の「低塩化へしこ」は、同大学産学官連携本部のインキュベーションラボファクトリー試作開発事業により、福井県美浜町の「女将の会」の協力を得て速成加工法で製作されました。今後、さらに専用装置を用いた速成加工法の研究を進め技術移転を目指します。
また、保科准教授は、「根絶を目的とするブラックバスの有効利用に関する研究」の一環として出展。“外来魚を食して駆除する”という考えのもと、ブラックバスを使ったハンバーグをパンに挟んだ「エコバーガー」を製作しました。昨年度、本学生協で販売し、すぐに売り切れる人気振りでした。他にも「ブラックバスと福井県特産の甘エビのふりかけ」もあり、来場者は意外な組み合わせに驚きながらも、試食品を口に運んでいました。この日は3,600人の来場者があり、会場は終始大盛況でした。