11月21日、本学と北信がんプロ※は、最新のがん診療の啓蒙を目的に、本学文京キャンパスで県民公開シンポジウム「がん診療最前線~新型コロナと戦いながらいろいろながんのことを知ろう~」を開催しました。がん診療をテーマに本学医学部附属病院の5名の医師が登壇し、60名とWeb視聴の約60組が聴講しました。
開会に先立ち、北信がんプロ福井大学責任者を務める本学医学部附属病院の廣野靖夫がん診療推進センター長が「がん治療の進歩とともに、がん患者さんがどのようにがんと共に生きていくかを考えることが大切な時代になってきました。本日はがん患者さんのための最新情報をこのようなシンポジウムを通して紹介していきます」と挨拶しました。
講演では、感染制御部の岩﨑博道教授が、澳门金沙_竞彩足球比分-篮球欧洲杯投注注册推荐の最新情報を踏まえがん患者のための感染症対策を講演し、澳门金沙_竞彩足球比分-篮球欧洲杯投注注册推荐の最新情報、具体的な感染防止策を例に挙げて解説しました。
続いて、がん診療に関する4講演が行われました。呼吸器外内科の石塚 全教授は、肺がんに対するゲノム医療を含めた個別化最適治療について紹介し、消化器外科の村上 真講師は、膵がんの早期発見の難しさ、乳腺?内分泌外科の前田浩幸診療教授が乳がんと遺伝の関係性、がん診療推進センターの児玉麻衣子特命助教が人生の最終段階に希望する医療?ケアを受けるためのアドバンス?ケア?プランニングなど、最新のがん診療の講演がありました。
参加者からは「専門的な知識がなくても分かりやすく、いろんながんの話を聞けてよかった。次回も是非参加して知識を深めたい」「オンラインだったので参加しやすく有意義だった」などの感想がありました。
本学では、がん診療の啓蒙活動を通じ、一般の方が正しいがんの知識を持ち、早期発見、早期治療、早期復帰ができる社会の実現に向け、最新?最適ながん診療と患者のための情報発信を行っていきます。
北信がんプロ※:福井大、金沢大、富山大、金沢医科大、石川県立看護大、信州大の6大学が連携して、「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成(がんプロフェッショナル)」を行っています