5月24日、総合的学習でウェルビーイング(社会の幸福度)をテーマに探究活動を行っている福井市の森田中学校第1学年の生徒150名が校外学習の一環で来学し、本学教職大学院教員や教育学部の学生と地域のウェルビーイングを当事者として捉えることを目的としたワークショップを行いました。
生徒らは、連合教職開発研究科長の木村優教授から経済協力開発機構(OECD)が2011年に発表した「より良い暮らし指標(BLI)」の重要性を学んだ後、それぞれが最も大切にしたい指標ごとに分かれ、グループワークを実施。福井県や福井市、森田地区の課題を解決し、良い点を伸ばすために何が必要かをまとめ、発表しました。「ワークライフバランス」を選択したグループは、校外に学びの場や遊びの場が少ないことが課題だと考え、福井県の各地区に活動や情報を自由に共有できる場をつくることを提案しました。
参加した生徒は「今回学んだBLIの指標を参考に学校でもウェルビーイングについて話し合い、森田中学校の最後の卒業生として森田地区や福井全体をより良くしていきたい」と話し、次世代や地域のために何ができるかを考えるきっかけとなったようです。