2011年4月20日 福井新聞
県内高校の生徒や教員らを対象とした「生命科学クラブ」を運営し、生命医科学の普及啓発に努めたとして、福井大教育地域科学部の前田桝夫教授と同大医学部の佐藤真教授が文部科学省の本年度科学技術賞(理解推進部門)に輝きました。同賞は科学技術に関する研究開発、理解増進などで顕著な成果を収めた研究者らを表彰しています。佐藤教授は同センター長、前田教授は同副センタ―長として運営の中心を担い、これまでにマウスの遺伝子抽出、ヒトの脳や臓器の観察細胞の観察、再生医療で注目される新型万能細胞(ips細胞)の実験など26回の交流会を実施しました。同クラブに参加した高校生は国際生物オリンピック日本代表に選ばれたり、全国的な科学コンテストで上位に入賞しています。