2011年6月8日 福井新聞
東日本大震災で避難生活を送っている被災者の15%に「エコノミークラス症候群」につながる血栓があることを、本県の医師らでつくる調査チームが確認しました。チームは県内に避難している被災者にも血栓のある可能性が高いとして、無料検診を受けるよう呼び掛けています。チームは福井大医学部地域医療推進講座の山村修医師をはじめ各病院や石川県内の病院の医師、技師でつくる13人。チームは宮城県の石巻赤十字病院、同県循環器呼吸器病センター、新潟大病院と合同で、避難生活を送る岩手、宮城、福島県の9市町の住民を調査しました。3月14日~5月4日に1056人を調べ、15.4%に当たる163人に血栓を確認しました。