2011年7月22日 福井新聞
福井大生が越前市中心部の町づくりをテーマに、地域住民と意見を交わす学習会が20日夕、同市府中1丁目の仁愛大サテライトキャンパス(センチュリープラザ2階)で開かれました。学生は「県内外に良さが伝わり切れていないのでは」などと活発に思いを述べ、住民も考え方を新たにしました。福井大工学部建築建設工学科が授業の一環で行われました。同科3年生の約40人は事前の2か月間でJR武生駅周辺などを調べ、町づくりの課題と対策を各自が研究。学習のまとめとして、地域住民と市職員の計15人を招いた意見交換会を企画しました。中心市街地の将来像について学生たちは「車がない人も楽しめるように公共交通の充実が必要」「(旧武生市は)歴史や文化が多彩なのにPRが弱い」と次々に指摘。住民らは真剣に話を聞き、「若い人の感性を町づくりに生かすことが大切だ」などと応えていました。