2011年8月21日 日刊県民福井新聞
福井大の最先端の研究や取り組みを紹介する本年度の公開講座「福井大学発最先端研究―明日への挑戦」が20日、福井市文京3丁目の同大文京キャンパスで始まった。
12月4日までの4回シリーズで、初回の20日は教育地域科学部芸術?保健体育教育講座の湊七雄准教授が担当し、「アートで街づくり!地域文化活動を支えるマネジメント力」と題して講演。市民30人が耳を傾けた。
湊准教授は同大の学生らと一緒に、2009年4月から中心部に「E&Cギャラリー」を設置して運営。県内外の著名な作家、若手作家を招いた作品展やギャラリートークを企画してきた。
湊准教授は「学生たちは、『あの人を呼んでみたい』という気持ちを企画書に仕上げ、作品展の準備をしていく中で、責任感や具体的な手法などを学んでいる」と説明。同ギャラリーについて「文化拠点としての役割を拡充していきたい」と意気込みを語った。
次回の27日は「次世代ナトリウムイオン電池」「生命の設計図DNAの解析から何がわかるか」とのテーマで開かれる。当日参加も可能問い合わせは、同大地域貢献推進センター=電0776(27)8060=へ。