2019年4月20日 中日新聞、日経新聞
福井大付属国際原子力工学研究所の柳原敏特命教授と関西電力より19日、原子力発電所に廃炉作業で発生する放射能をほとんど帯びていない金属やコンクリートの解体物について「記念品、野生動物柵、路盤材、道路補修材への再利用が有効と考えられる」と研究結果が発表されました。
これらは「クリアランス材」と呼ばれ、有効と思われる再利用法を福井大の計算システム「dmaf」を使用して評価、分析しました。この手法を開発した柳原教授は「感覚ではなく、数値で評価できるようになった。社会情勢や原発の立地に合わせて評価軸を更新できる」と話しました。